構造改革 structural reform 2004 5 28
「構造改革」とは、「少子高齢化社会」への対応のことです。
社会のシステムを、少子高齢化社会に対応できるように改革していく。
これが、「構造改革」です。
現在の社会システムは、少子高齢化社会に対応していません。
現在のシステムは、人口増加を前提に成り立っていると言えます。
また、高度成長時代や安定成長時代を前提にしているとも言えるでしょう。
こうした「時代に適応しなくなった社会システム」を、
少子高齢化社会に対応できるように改革していく必要があります。
もちろん、国民の「意識改革」も必要です。
多くの国民が、いまだに、気持ちの上では、
高度成長時代や安定成長時代の気分でいます。
まだ、日本には、高度成長時代や安定成長時代の「雰囲気」が残っているのです。
これは、高度成長時代を経験してきた人たちが、
現在でも、数多く、社会の指導者となっているからでしょう。
こうした人たちは、「子供の頃は貧しく、老後は豊か」という人生になったから、
そういう発想になるかもしれません。
しかし、今後は、人口の減少により、
「子供の頃は豊かで、老後は貧しく」という時代になる可能性があります。
「少子高齢化」
人口減少→市場規模の減少→企業の売上高の減少→給料の減少
人口減少→不動産需要の減少→不動産価格の低下→資産価値の減少